ガス自由化

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ガス自由化で業界再編はあるのか?

公開日:2017.05.15
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ガス自由化で業界再編はあるのか?
ガス事業者は中小事業者だけでも200を超える事業
者が存在する。これらの事業者も再編の波に飲ま
れていくかと言えば未知数としかいえない。とい
うのも、ガス管などがきちんと整備された都市圏
であれば大手事業者によるシェア争いの中業界
再編は進んでいくだろうが、田舎まで行くと採算
面などで不透明感が強く、そこまで再編が進むと
してもかなり先のことだと思われるためである。

ガス業界の現状と課題

ガス業界においては、現状200社近い中小のガス会社が存在し、赤字事業者も存在しています。 つまり、電力事業者と異なり地場のガス会社がその地盤を足がかりに事業を行っているのが現状です。 また、ガス業界においては都市ガス、LPガスに加えてオール電化とも争うシェア争いが激しさを増しています。 ここで、ガス事業について課題があるとすれば、まず安価な原料調達があります。 これは、LNGを海外から輸入していることから分かりやすいと思われます。 次に、低廉で安定的なガス供給を可能とする構造の構築です。 これは、ガス管が通っていない田舎などでは、タンクローリーなどでガスを供給するしかできず、その分料金が高くなります。 また、地域色の強いガス事業者は卸事業者を自由に選択できないという場合も多いことが問題です。 さらに、消費面で考えた場合のエネルギーを効率的に利用するためのシステム開発が問題となっています。

ガスの自由化による変化

ガス自由化とは、どういうことでしょうか。 まず、ガス自由化の対象は、都市ガスと70戸以上のマンションや団地へガス管を通じて供給される簡易ガスの2つです。 LPガスについてはすでに自由化がされています。 ガスの自由化がもたらす恩恵とされているのは、新規事業者の参入により料金が引き下げられたり、様々なサービスと掛け合わせてガスの供給を受けられるということです。 ガス事業への参入はすでに大手電力会社は表明しており、今後提携を通じてインターネットプロバイダーや携帯通信事業者などがプロダクトミックスで商品を提供していくと言われています。 しかしながら、先ほども述べましたが、全国には200社近い中小のガス会社が存在していて、その地盤において営業を行っています。 特にガス管の通っていない田舎では、このガス事業者がライフラインとなっていると言っても過言ではないでしょう。 では、これらの中小の事業者も巻き込んだ業界再編は起こるのでしょうか。

再編はあるのか?

全国には200を超える都市ガス業者が存在しますが、まず業界における再編は進むと見られています。 しかしながら、暗中模索というのが実際のところのようです。 ガス管も整備され、料金面やプロダクトミックスによってシェアも取りに行きやすいことから、都市圏におけるシェア争いは活発化することとなると業界では考えられていますが、都市圏から外れた場合には採算上、よくわからないというのもあるようです。 つまり業界再編とは言うものの、しばらくは都市圏においてのシェア争いに終始すると見られています。 地方においてはガス事業者同士というよりも今後もオール電化との争いとなると見られますが、東日本大震災において電力だけでは震災時などに対応が難しいという認識が国民の間に生まれているため、今後の再編はある程度は進むものの、さらに地方にまで波及するかは未知数です。