ガス自由化

ガス自由化

ガス自由化で取り入れてほしい民営化のよさ

公開日:2017.04.17
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ガス自由化で取り入れてほしい民営化のよさ
民間会社の形を取りながらも実際には国営企業と
いえたエネルギー関連分野に、民営化の流れが押
し寄せる2016年から2017年は、これまで安泰だっ
たエネルギー関連会社にとって、自由競争を意識
せざるを得ない一年間になります。
これからはじまるガス自由化における新規参入の
代表は、ガスの取り扱いに慣れた電力会社です。

実質は国営のようなもの

資本主義国として世界にその実力を認められる経済大国になった日本ですが、高度経済成長期にはまだいくつかの国営企業がありました。 専売特許を持ち、認められた事業者しかすることができなかった商売があり、これらの仕事に就く人たちは比較的安定した収入を得ることができていました。 その後バブルが弾け、自由競争のうねりが大きくなり、競争の中で生き残っていくだけのアイデアや行動力がない会社は次々と姿を消していくことになりました。 国営企業が民営化されていったのは、後になって失われた20年と揶揄されるバブル崩壊後の長期にわたるデフレの頃がもっとも多かったといえます。 とはいえ、民営化された企業の多くが何らかの品物を取り扱い、目に見える物のやり取りやサービスの提供を行っていました。 この自由化の波が、ライフラインと呼ばれる電気やガスにまで及ぶ日が来るとは、誰も想像だにしていなかったでしょう。 電力会社とガス会社は民間企業でしたが、実質は堅実に事業が進められる仕組みになっており、国営企業といっても過言ではないのが実情でした。

自由化と民営化

2016年の4月に電力が自由化された際には、新規参入事業者が電力事業に乗り出し、実際に電力会社から顧客が離れていきました。 これは、電力会社にとって痛手であったろうことは推測に難くありません。 一方で、民営化によって自由に電力会社が選べるということに、国民が魅力を感じたということは、事実として受け止めるべきという考えも持ったことでしょう。 その結果、新たな電気料金プランを作りだしたり、電気事業で得た経験を生かして、2017年4月から始まるガス自由化に参入することなどを表明しました。 電力に続いてガスの自由化が始まれば、民営化によって国民に自由な選択が再び与えられることになります。 この局面では堅実なエネルギー供給元である電力会社でさえも、ガス自由化においては新規参入事業者です。 これは電力自由化の際、ガス会社が新規参入事業者になったのと同じ構図ですが、電力会社にとってはチャンスといえるでしょう。

新規参入事業者への期待

エネルギー事業とは全く無関係の事業者も新規参入してきますので、ガス会社にとってはこれまでよりも確実に競争が激化します。 その激化する競争の中にあって国民が新規参入事業者に対して望んでいるのは、安定したガスの供給と、乗り換えてもよいと思える付加価値を伴うサービスの提供です。 安定したガスの供給という点では、電力会社は他の新規参入事業者と比較して頭一つリードしているイメージがあるため、ガス自由化にあたっての最有力候補として乗り込んでくるでしょう。