ガス自由化

ガス自由化

ガス自由化で始まる顧客奪取合戦

公開日:2017.05.01
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ガス自由化で始まる顧客奪取合戦
既存ガス会社が持つ抜群の安定感に惹かれる人も
いれば、ガス自由化が始まることで、新規参入事
業者が仕掛けてくる新しい料金プランに期待する人
もいるでしょう。
顧客奪取が繰り広げられるその中から、これまで
よりもさらに良いものが生まれてくることが顧客
にとっての最大の希望ですが、良いものが生まれ
るのは企業にとってもプラスなのは確かです。

既存と新規

これまでは、住んでいる地域にあるガス会社から供給を受け、設定された料金表に基づいて使った量をガス代を支払うのがガスの常識でした。 これはすでに自由化がされている電力においても当てはまることであり、これまで続いてきたこの意識はまだ覆されたとは言い難い状況です。 自由化の際に電力会社を乗り換えた人は、電気は大手電力会社以外からも買えるのだという新しい常識を持つに至ったはずです。 しかしながら、それ以外の大多数は、今までと変わらず電力というエネルギーを作り出す電力会社からエネルギーを買うのだという認識のままでいる人も少なくないことでしょう。 これは、2017年4月に始まるガス自由化においても、全く同じことが言えます。 ガス自由化開始の折には、既存のガス会社を利用していくのか、新規参入事業者に乗りかえるかの二者択一になりますが、顧客奪取の対象となるのは乗り換えを検討する一部の利用者だけになると考えられています。 ただし、電力自由化では様子見していた利用者が一度に動く可能性もあるだけに、電力会社とガス会社双方にとって正念場であるのは間違いありません。

それぞれの強み

既存のガス会社の最大の強みは、抜群の安定感です。 ガスの供給におけるノウハウを全て持っているのは、これまでガス事業一筋だったことからも明らかです。 新規参加企業がこのガス会社が持つ強みに敵うはずはありませんから、新規参入事業者は別の部分で勝負を仕掛けてきます。 自社のサービスと組み合わせてフレキシブルに料金プランを設定したり、目に見えてお得になったことが感じられるような工夫をしてくることが予想されます。 ガス料金そのものは変わらなくても、他の要素で安くなるとなれば、これは非常に魅力的です。 劇的にガス料金を安くすることは難しいだけに、他の部分でのお得感や付加価値を印象付けられるところは、新規参入事業者ならではの強みになることでしょう。

切磋琢磨

こうして既存と新規の間で顧客奪取が繰り広げられることになりますが、これは互いに切磋琢磨しあうという意味では良い影響が期待されます。 必然的にこれまでよりもサービスの拡充に取り組むことになります。 安全や安定の上に胡坐をかくことなく、既存のガス会社が精進すれば、より安定したガスの供給が可能になるでしょう。 一方、新規参入事業者が頑張れば、新たなアイデアによって新しいガスの供給が生まれる可能性があります。