電力自由化とは

電力自由化とは

発送電分離による規制緩和

公開日:2016.08.31
facebookでシェア twitterでつぶやく
発送電分離による規制緩和
発送電分離により、電力業界は規制緩和される見込みとなっています。 送電量や不安定になりがちな新エネルギーの規制が緩和されると予想されています。 では、実際に緩和されると、どのような影響があるのでしょうか。

 

発送電分離が行われると、規制が緩和される可能性があります。緩和されるといっても、そもそもどんな規制があるのかを知らなければ、正しい理解はできません。

そこで、まずは規制の現状についてみてみましょう。現時点では、発電事業は複数の企業が行っています。

また、企業のみならず、家庭でも太陽光発電などが行われているケースがあります。

また、電力小売り事業については、2016年の電力自由化に伴って、地元電力会社以外でも取り組めるようになりました。

いっぽう、送電事業については、地元の電力会社が行っています。地元の電力会社では電力の安定供給をする必要があります。

そのため、新エネルギーなど発電量が不安定なエネルギー源については、送電網にのせられる量を規制しているケースがあります。

 

発送電分離で取り払われる規制とは

 

発送電分離は、2020年に実現が予定されています。発送電分離が実現すれば、発電事業者と送電事業者が異なる状態になります。

そのため、発電事業と送電事業を合わせて行っていた地元の電力会社の独占度合いが下がるといえます。

結果的に、新エネルギーをはじめとする供給量が不安定なエネルギー源も、送電網へのアクセスが規制されにくくなる可能性があるのです。

地元の電力会社と異なり、送電事業に専念する会社では自社が発電する電力を多く送電できる体制を整える必要がないからです。

送電網にアクセスしやすくなれば、積極的に新エネルギーの活用に取り組む発電事業者が増えてくると考えられます。

 

規制がなくなる効果

 

最後に、規制がなくなるとどのような効果があるのかを見てみましょう。ここでは、電力市場に先立って自由化が進められた通信市場を例に取り上げます。

通信市場では、NTTが独占状態でした。しかし、高速インターネットを幅広く普及させることなどを目的として、電話回線がNTT以外の会社にも開放されました。

回線の利用価格が高すぎるなどとしてソフトバンクなどが競争の適正化を訴えたこともあり、現在ではリーズナブルな価格でインターネットを利用できている家庭が多くあります。通信市場における規制緩和はおおむね成功だったといえます。もちろん、通信市場で成功したからといって、電力市場の規制緩和も成功するとは限りません。

しかし、競争環境を作ることで既存の企業もよりよいサービスの提供やコストダウンに取り組もうという意識が高まります。

また、消費者にとっては選択肢の幅が広がるメリットがあります。発送電分離によって、電力自由化の流れを引き継ぐ形で、活発な競争が展開されることが期待されます。

 

19発送電分離によ