電力自由化とは

電力自由化とは

電力自由化に向けて論点となっているのは?

公開日:2016.07.25
facebookでシェア twitterでつぶやく
電力自由化に向けて論点となっているのは?
電力自由化によって消費者には大きなメリットが期待されていますが、不安の声も依然聞かれます。 大災害時や料金の値上げ、安定供給などの不安視されている点を探ります。

 

日本は東日本大震災を経験して災害の恐ろしさを実感した方も多いことでしょう。電力自由化となった後に再び大きな災害が起きた場合に、電力供給に問題が起きたらどうしようという不安があります。
電力自由化によって、これまでは電力供給に全く関わった経験のない企業も次々と新規参入してきました。
経験の長い電力会社なら災害時にどうやってトラブルを復旧させるか、トラブルが起きた場合のバックアップ体制をどうとるかがわかっていますが、新しい企業はノウハウを持っていません。
災害はいつ起きるかは誰も予想が付けられませんから、電力自由化が始まってまだ電力供給がスムーズに行われていない間に大きな災害が起きるかもしれません。
そうなった場合に、日本の広い範囲で停電など大きな問題にぶつかることにはならないだろうか、という不安を論点にあげている方は大勢いらっしゃいます。

 

電気料金が上がることはないのか?

 

電力自由化が行われて最初のうちは、ライバル企業よりも安い値段で消費者に電力を供給しようという企業が多いでしょうから、電気料金が下がるだろうという予測が出ています。
しかし、電気料金がいつまでも下がっているとは限りません。
これまでは家庭用の電気料金については国が規制を行っていましたから、下がることはなくてもそれほど上がることもなかったですが、電力自由化後は規制がなくなります。
しばらくの間は電気料金が上がることはなかったとしても、原油の価格が高騰しているためにコストが上がり、一度は電気料金を下げたとしても上げざるを得ない企業が出てくる可能性は非常に高いです。
実際にイギリスでは原油価格の高騰が原因で電気料金が上がっています。
規制されていないだけに何かがあれば電気料金がどれだけ上がるかわからず非常に大きな問題です。

 

競争が激化して供給が不安定になるのでは?

 

電力自由化に向け、各企業は多くの契約を取るべく消費者に対して訴えかけます。
会社を維持するためには消費者に訴えることは必要なことですが、エネルギーは無限にはありません。
大事なエネルギー源を守るために電気の無駄遣いをしないで節電に努めるべき時なのに、どんどん電力を使うことを推奨するような動きが出てくるようであれば、人は節電を忘れて必要のない電気を使ってしまうのではないかという心配の声もあがっています。
このままの生活が続けば、将来的には電気の供給が不安定になって日本中が苦しむことになるのではないかということも論点としてあげられています。

 

42電力自由化に向