電力自由化とは

電力自由化とは

電力自由化で予想される市場競争の影響

公開日:2016.07.22
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電力自由化で予想される市場競争の影響
電力自由化の与える影響は、私たちの生活で電気料金が安くなるだけではありません。 エネルギー関連事業にも動きがあります。ITを利用した技術革新や発電ミックスの促進、他業種の提携などです。 しかし、なによりも大きな変化は私たちが企業を選べるということです。どのような社会的利益をもたらしているのかといった面から、企業を選ぶことも必要なのではないでしょうか。

 

これまで独占業態であった家庭向け電気販売事業に、既存の電気販売会社以外の企業も、自由に参加することができるようになりました。
このことで私たちはより自分にとって有益な電力会社を選ぶことができるようになりました。
これが電力自由化と呼ばれる大型の規制緩和です。
電力自由化は閉鎖的であった電力業界に新しい動きを生み出しました。
各社は一斉にサービスプランの開発と検討を始めました。
この潮流はこれから先も続くことが予想されます。
しかし電力自由化の与える影響は、私たちの生活で電気料金が安くなるだけではありません。

 

エネルギー関連事業にも動きがある

 

電力自由化のは影響は電力販売の現場だけではありません。
様々なところへと広がっています。
電力会社の選択に必要な通信技術をインフラ化させるスマートメータ―もその一つです。
HEMSという電力管理システムと連動して、家庭内の消費電力の分析を行うことができるようになります。
このような技術革新がエネルギー業界では起こっているのです。
多種の販売会社や生産拠点ができることから、電力の発生源が様々なものになっていく、発電ミックスが進むことが予想されます。
発電方法を一つの手段に頼ることは、電力供給において惰弱性を生む原因になります。
火力発電であれば石油高騰に影響を受けますし、自然エネルギーであれば天候に左右されるからです。
多種の発電施設を利用することで、それぞれの弱点を補い合うことができるのです。
変革は業界の中だけにとどまっていません。
他業種と提携することでサービスを一括で担う会社もうまれました。
保険会社、電力会社、住宅会社が協力してプランを提供するなどです。
他にも、発電ではなく送電を別企業に賄うことでコスト低下や整備を図る発送電分離の考え方や、電力プランのマッチングサービスなど、電力を中心に業界のビジネスチャンスが拡大しているのです。

 

選ぶ時代の持つ意味

 

このように電力自由化は多くの方面に革命的な刺激を与えています。
しかし、なによりも重視したい改革は、私たちが自分で電力会社を選べるようになったことではないでしょうか。
選べるということは、私たちは競争原理を利用して、社会に有用なものだけを選択していくことができます。
賢く会社を選ぶというのは、なにも電気料金だけで有益性を決めることではありません。
選択は企業を監視する目ともなります。
今の社会をどのように後世へとつなげていけるか、どのような社会的利益をもたらしているのかといった面から、企業を選ぶことも必要なのではないでしょうか。

 

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