電力自由化とは

電力自由化とは

電力自由化では原子力以外の発電方式を選べる?

公開日:2016.07.11
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電力自由化では原子力以外の発電方式を選べる?
東日本大震災での福島第一原発事故を機に、「反原発」を理念に掲げる人が増えました。 今までは自分で電力のエネルギー源を選べませんでしたが、電力自由化開始後は自然エネルギーで発電された電気の小売業者など、自分でエネルギー源を選べる時代がやってきます。 ただし、エネルギー源ごとに電線が分かれている訳ではありませんので、支持するエネルギーのみが通電される訳ではなく、様々な発電所からのエネルギーが混在することは知っておきましょう。 間接的に自分と理念が合致した企業を応援することにつながります。

 

電力自由化では、電力小売り事業に新たな会社が参入できるようになります。参入できるのは電力の「小売り事業」である点に注目してください。新電力の中には、発電所を持たず、小売り事業だけを行うところもあるのです。そのため、電力会社を選ぶだけで、原子力以外で発電された電気を利用できるとは限りません。発電方式に関心が高いなら、自社の発電所を持っている電力会社を選んで契約しましょう。ただし、送電は電力自由化前と同様に、地元の電力会社が行います。そのため、どの電力会社と契約したとしても、地元の電力会社が原子力発電を行っているならば、送電網には原発で生みだされた電気が通っています。これは、どの電力会社と契約した場合でも変わりません。

 

自社の発電所を持っている電力会社もある

 

新電力の中には、すでに自社の発電所を持っている電力会社もあります。一般に原発の管理には膨大なコストがかかります。そのため、新電力が原発を新設する可能性はほとんどありません。福島第一原発事故の後、原子力発電所に関する規制が厳しくなっていることも考えると、新電力が原発を利用した発電を行うとは考え難いです。したがって、自社の発電所を持つ新電力と契約すれば、原発でつくられた電気を買わずに済みます。原子力発電に反対する意思があるなら、電力自由化に伴って、発電所を持つ新電力と契約してみましょう。その際には、原発と同様に発電時に温室効果ガスを排出しない風力や太陽光などの発電方式を選べば意思表示がより効果的になります。

 

原発を完全に排除することは難しい

 

電力自由化に伴って、原子力以外の電力を活用したいと考える人がいます。こうした人は、火力や風力といった、原子力以外の発電方式をとっている新電力と契約できます。とはいえ、送電を担うのが地元の電力会社である以上、自分が契約している電力会社以外が発電した電力も、同じ送電網に乗ってやってきます。したがって、原発によって発電された電気を完全に排除することは困難です。日本の国としては、地球温暖化対策の一環として、今後も原子力発電を継続する方針です。この方針に従えば、地元の電力会社は原子力発電を継続することになります。結果的に送電網には原発で生まれた電気が通ります。いくら新電力と契約したとしても、消費者の行動によって完全に原子力以外の発電方式だけにすることは難しいといえます。ただ、選挙と同じで、1人1人の行動が積み重なることによって、社会が動くこともあり得ます。そのため、原子力発電に反対する立場なら、原子力発電に依存しない新電力に切り替えてみましょう。

 

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