電力自由化とは

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テキサス州における発送電分離とは

公開日:2016.08.21
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テキサス州における発送電分離とは
アメリカ、テキサス州は自然エネルギーの発電量が多い州です。 メガソーラーや風力発電といったクリーンな発電方法を取り入れたことで、発電事業に参入する企業が増えました。 発電事業者と送電事業者が対等になることができれば、ビジネスの活性化が期待できます。 発送電分離には課題もあります。 テキサスの事例を参考に、日本でも安定供給と自由化が両立できるような仕組みづくりを模索しています。

 

テキサス州は、アメリカ南東部にある州です。メキシコと国境を接している州でもあります。

テキサスでは、メガソーラー発電や風力発電への取り組みが進んでいます。その結果、総発電量に占める自然エネルギーの割合が高い州の1つです。

メガソーラーについては規模が特に大きいことから、コスト削減に成功しています。

低コストでクリーンな電気を生みだせることから、テキサスでは今後もメガソーラーの活用が進むと考えられます。

 

発送電分離の効果

 

テキサス州では、発送電分離を行ったことで、発電事業に新規参入する企業が増加しました。

再生可能エネルギーを用いて発電を行っても、送電網が閉鎖的であれば、なかなか参入しづらいといえます。

送電網が開放されたことにより、供給量が不安定になりやすい自然エネルギーを積極活用する発電事業者が増えたのです。

このことは、発送電分離が自然エネルギーの普及を促進できることを示しています。

テキサスで太陽光発電や風力発電への取り組みが盛んな背景には、発送電分離が実現していることがあるのです。

また、自然エネルギーによる発電所が新たに設置できる場所が見つかれば、その地域に送電網を伸ばすことも検討できます。

従来であれば、既存の送電網にアクセスできる形でしか、新たな発電所を建設することは難しかったといえます。

送電網を握っている会社が発電事業者の選択肢を狭めるのではなく、両者が対等な関係になればビジネスの効率化にもつながることが期待されます。

 

発送電分離の課題

 

発送電分離をいち早く実現させたテキサスですが、テキサスのあるアメリカでは、発送電分離の問題点も指摘されています。

具体的には、電力供給が不安定になり、停電が発生する可能性があるのです。

送電事業者のみならず、発電事業者や電力小売り事業者の数も増加することで、安定供給が難しくなる可能性が高まっています。

独占企業であれば複数の発電所における発電量を調整することができます。

いっぽう、複数の事業者に分かれていれば、他社がどのくらいの発電量となっているのかをスピーディーに把握することが難しくなります。

テキサスでは、停電が起きないよう、送電網を24時間態勢で監視する組織を設置するなどして、安定供給の確保に努めています。

このように、発送電分離によって自然エネルギーの普及などには期待できるものの、安定供給を確保するためには追加的な取り組みが求められます。

どういった組織が安定供給に向けた取り組みの責任を持つのかは、日本でも今後議論を深める必要があるといえます。

 

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