電力自由化とは

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発送電分離における海外の成功事例は?

公開日:2016.08.29
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発送電分離における海外の成功事例は?
日本では2020年までに実施予定の発送電分離ですが、先進する諸外国ではどのような状況でしょうか。 スペインの事例を参考に、発送電分離に期待されるビジネスチャンスや環境問題について考えてみましょう。

 

発送電分離をすることで再生エネルギーを4割以上導入することに成功した国がスペインです。
スペインは、発送電分離に着手した1970年代、発電は主な事業者を3社にし、送電はREE社1社が集中して管理する体制を作りました。
そののちには電力自由化に合わせて発電業務に携わる再生エネルギー事業者を募るとともに、送電に関してはREE社がすべて請け負うように再び体制を整えました。
再生エネルギーは有用でありながら電力が不安定という問題がありましたが、REE社が再生可能エネルギーを一括で管理して、再生可能エネルギー監視制御センターを作ったことで、安定が保たれるようになりました。
天気を予測できるシステムを使い、風力や太陽光発電でどのぐらいの電力が得られるかを計算して天然ガスの発電を調節できるようになったため、現在では4割以上を再生エネルギーから利用しても安定したエネルギーを供給できています。

 

発送電分離でビジネスが広がる?

 

発送電分離を行うことで、これまでのように地域の大手の電力会社が電力発電や送電を独占することはなくなったために、ビジネスチャンスを求めて多くの企業が新しく電力供給の分野に参入しました。
PPSと呼ばれている特定規模電気事業者は、現在では以前の4倍に当たる670社ほどが届け出を済ませています。
電気自由化が行われ、多くの企業が自分たちで電力を作って売ることが可能になったことが、企業が電力供給を始めた理由です。
新しいビジネスチャンスだと電力の分野に進出し始めた企業も多く、発送電分離によって経済が活性化されることは国の発展にはとても良いことです。

 

発送電分離は節電につながってエネルギーの枯渇を防げる

 

電力自由化や発送電分離などが行われていない現在では、多くの方が特に電気の使用量などを深く考えることなく、電気を使ってきました。
しかし、電力自由化や発送電分離が行われてからは、多くの方が電気に対して強い関心をもつようになっています。
発送電分離によってすべての電力会社が同じ条件で送電網を使うことができるようになることで、人は電気会社を選ぶときに自分たちがどれぐらいの電気を使っているか、そしていかにして電気代を節約するかを考えるようになりました。
電気の無駄遣いに気がつき、それぞれが節電を意識するようになれば、無駄にエネルギーが消費されることも少なくなるでしょう。
発送電分離をよい機会にして、世界全体が節電を意識することができれば、エネルギーが枯渇する不安が払拭できるかもしれません。

 

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