電力自由化とは

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【電力自由化】節電要請で注目されるネガワット取引

公開日:2016.09.28
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【電力自由化】節電要請で注目されるネガワット取引
節電要請に応えて電気の利用を抑えた企業や家庭に対し、報奨金が支払われる仕組みをネガワット取引と言います。2017年4月にスタートするこの仕組みは、電力需要のひっ迫する時間帯の電力供給を可能にします。報奨金が出るなら頑張ろうという意欲を引き出すことができますし、電力量の抑制につながればメリットも大きくなります。

 

何かをしてほしいと頼まれたとき、たいていの人はそれが自分にとってお得になることなら喜んで引き受けるでしょう。
頼まれたからと言って、手間ばかりかかるのに何の見返りもないということになれば、一度は引き受けたとしても、二度目からはお断りということになります。
国が企業や一般家庭に節電要請を出しても、たいていの人は聞く耳を持たないと思われます。
企業なら、わが社ではなくてどこかよそがやってくれたらいいと思うでしょうし、一般家庭においても、ウチだけが節電したって大した効果はないと考えるのではないでしょうか。
節電をするとなると多少なりとも不便が生じますし、手間をかけてもなんの見返りもないとなれば、取り組む意欲がわいてこないのも無理からぬことです。
そんな節電要請に応えてもらえない状況を改善する電気料金の仕組みが、2017年4月にスタートします。
それが、ネガワット取引です。

 

どんなふうに改善するのか

 

このネガワット取引が節電要請に応えてもらえない現状をどのようにして改善するかといえば、節電要請に応えて電力を節電した場合、その分の電気を業者が買い取ってくれるのです。
つまり、節電のために要した労力をお金で返してくれるというわけです。
これなら、節電要請が出た時には家じゅうの家電製品の利用を検討して回り、必要ないものはどんどん節電していくことでお金になります。
買取金というわけではなく、節電を頑張ってくれたという意味に取れる報奨金という名で呼ばれますので、なんだかとても良いことをしたという気になれるかもしれません。
電力需要がひっ迫する時間帯に要請が出て、それに応えることで成立する取引ですので、年中節電しなくてはと思い続けなくて済むところがメリットだと言えるでしょう。
節電要請の多くは夏のクーラー、冬の暖房と照明器具になりますので、この要請が出た時にどうするかを決めておけば、節電要請はお金がもらえるチャンスととらえることができます。

 

電力自由化の一環

 

電力自由化によって電気料金を見直し、これまでよりも電気代を安くすることができたという家庭なら、さらにもう一歩進んで2017年4月から始まるネガワット取引を利用すれば、より電気代の節約が可能になります。
また、ネガワット取引が増えるということは、それだけ電力消費量が減るということですので、国内で作る電力量が抑えられます。
原発を使わなくても済むようになれば、それだけ安心して暮らせる国になるとも言えますし、地球温暖化防止にも一役買うことになるでしょう。

 

【電力自由化】節電要請で注目