省エネ・節電

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電力需要のピーク時と節電への意識

公開日:2017.01.22
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電力需要のピーク時と節電への意識
家電製品の普及が浸透してきた1970年代から、電力需要にピーク時が生まれ始めました。 すべての人が暑さや寒さ、暗さといった同じ条件でエネルギーを一斉に使うため、いかに電力使用量を抑えられるかがポイントです。 そのためにはより少ない電力で動く省エネ家電に買い替えたり、自由化で供給先を見直すなどの取り組みが求められます。

 

1960年度には、現在のように年間を通して電力需要のピーク時はいつなのかを把握する必要性は、あまりありませんでした。
年号にすると昭和35年ごろということになり、家電製品としてはテレビに冷蔵庫、洗濯機が三種の神器と呼ばれ、中流社会がこぞってこれらを手に入れることを目的に必死に頑張って働いていた時代です。
夏は扇風機で過ごし、冬は家族で集まってこたつで暖を取るといった暮らしがどこの家庭でも行われていましたので、電力の需要において時間による急激な変化は見られませんでした。
この電力消費に変化が現れ始めたのが、1970年代に入ってからです。
昭和45年ごろで、10年の年月を経たことにより、各家庭にクーラーが普及し始めました。
また、洗濯機が全自動になったり、テレビがカラーになるなど、それまでに比べると家電製品における電力消費量が上がってきたことが大きな要因です。
クーラーの快適さを知ってしまえば、なかなか扇風機に戻れないこともあり、夏場ともなると午前9時頃から電力需要が上昇し始め、午後2時には最大に達するという、いわゆるピーク時が生まれるようになってきました。
この電力需要の推移は、1970年ごろと現在とを比較してみても、ほとんど変わりありません。
大きな違いとして表れているのは、1970年以降、エネルギー使用量がどんどん増加しているということです。

 

エネルギーの生産と消費

 

エネルギー使用量の増加は、人が生きていくうえで使う家電製品の数が大幅に増えたことが一番の原因です。
ただしエネルギー生産の効率も上がっていますので、電力使用量に対応しきれずに停電といったことは、近年の日本ではほとんど起こっていません。
一方で東日本大震災によって原子力発電所の問題が新たに浮かび上がったことから、ピーク時の電力供給不足が心配されるという事態が起こります。
家電製品に囲まれて暮らす今の時代に、エネルギー生産の方法そのものに待ったがかかった結果、節電に対する取り組みが重要だと考えられるようになったのは自然なことでした。

 

自由化との絡み

 

現在は、節電に対する意識を多くの人が持ち、より省エネ効果の高い家電製品への買い替えが進んでいます。
家電製品を安全に使うためにはだいたい10年を寿命としているものが多いので、まだ動くからと固執するよりも、より少ないエネルギーで動く省エネ家電に買い替えた方が、エネルギーを大事に使うことにつながります。
電力自由化によって自由に電力会社を選べるようになりましたので、より安い料金で電力を供給してくれるところを選びつつ、省エネ家電に買い替えることで、ピーク時に消費する電力量を少しでも抑える要素が生まれると考えられます。

 

10電力需要のピーク時と