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安心してはいけない!今後も続く電気料金の値上げ

公開日:2016.02.10
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安心してはいけない!今後も続く電気料金の値上げ

外国では成功しているの?

 

外国の電力自由化を真似するように計画された日本の電力自由化ですが、そもそも外国では成功しているのでしょうか?
実は、電気料金を下げるという目的では、あまり成功しているとはいえない現状があります。
経済産業省が発表した「わが国のエネルギー供給構造が抱える課題」によると、2000年頃から始まった欧米での電力自由化は、必ずしも電気料金が値下げしたことを示していないのです。
元々、日本は資源の少ない環境でも安定した電力を供給できて、コストも抑えられる原子力発電に頼っていました。その方法が利用できないとなると、発電には石油や石炭等、燃料が必要になります。これらは原子力発電に比べ、コストがかかります。
そもそも、日本には資源が少ないので、この資源を輸入することを考えて、欧米に比べて電気代が高くなるのは、明らかです。
今後も、石油や石炭の高騰が続けば、電気の値段も上がることが予想されます。

 

電気を作るには燃料が必要

 

電気を作るためには、石油や石炭等の燃料が必要です。
それは、電力自由化が始まっても、変わらない事実です。
ということは、電気を自由に売ったり買ったりできる状態になっても、石油や石炭等の燃料の料金の変化には、敏感に反応してしまう仕組みなのです。
新たに、電力市場に参入しようとする会社は「儲けたい」という期待を持っています。
いままでの電力市場では、儲けたいという気持ちももちろんあったのでしょうが、どちらかというと「公共のもの」なので、急激に電気料金を上げることをしませんでした。
その仕組みが無くなり、電力自由化が始まると、石油や石炭等、燃料の高騰が、急激な電気料金アップに繋がる可能性があります。
また、電力市場は利益が見込めないと判断されると撤退する会社も増え、電力自由化であっても、選択できる電力会社が制限されてしまいます。
それでも、日本全体の電気使用量が減るわけではりません。
需要があるのに、供給できないとなると、電気料金が上がってしまう状況も避けられません。

 

計画スタート時には予想していなかった原発の停止

 

日本で電力自由化計画が始まった2000年前後は、原子力発電をメインとした電力の供給が必要不可欠だとされていました。
資源の少ない日本が、世界と戦うためには、日本が世界に勝っている技術力を活かした、原子力発電が最適だったのです。
原子力発電は、地球温暖化や大気汚染に対しても、効果的な発電方法であり、低コストで大量の電気を確保できます。
この技術をさらに極めると、電気料金を下げることができると、政府は考えていたのです。
ですが、2011年、思いもよらぬ事態が起こりました。
日本の技術があれば、安全だと考えられていた原子力発電所が、東日本大震災の影響で、不安定な状態になったのです。
それ以降、日本の電力を支えてきた原子力発電所が、1つ、また1つと停止することになりました。今後も、再稼働することは難しい状況です。
もしも、原子力発電所が再稼働することになれば、電気料金が下がる見込みがありますが、現実的ではありません。