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ガス自由化

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LNGを主原料とする都市ガスの料金がガス自由化で多様化されます

公開日:2017.03.11
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LNGを主原料とする都市ガスの料金がガス自由化で多様化されます
LNGは天然ガスを液化した環境に負担が少ないクリーンなエネルギー源で、日本ではその多くを海外から輸入し主に都市ガスや発電に利用されています。 ガス自由化によりLNGからガスを造る事業者をはじめ、導管を利用して供給する業者との競争も見込まれます。

LNGは天然ガスを液化した環境に負担が少ないクリーンなエネルギー源で、日本ではその多くを海外から輸入し主に都市ガスや発電に利用されています。 ガス自由化によりLNGからガスを造る事業者をはじめ、導管を利用して供給する業者との競争も見込まれます。

LNGとは

LNGはLiquefied Natural Gasの略で、日本語で液化天然ガスのことを指します。 天然ガスの一種であり、約10億年以上も昔の時代に地球上に生きていた動植物が海底に沈んだり砂泥の中に埋まり、それが自然作用で分解したことが生まれたガスだとされています。 天然ガスはメタン(CH4)を主成分とする気体状ですが、油田やガス田から採取され、これをマイナス162度まで冷却して液化することでLNGへと変化します。 油田やガス田のある中近東やインドネシアなどの採取地で液化されてから、専用のタンカーで輸送されてきます。 日本に運ばれたLNGは、主に発電所の燃料や都市ガスとして利用されます。

都市ガスとは

都市ガスはLNGやナフサ等を原料として製造されており、導管を通じて各家庭や事業所などに供給されています。 日本の都市ガスは原料の約90%が天然ガスとなっており、天然ガスは他の化石燃料に比べて燃焼時の二酸化炭素や窒素酸化物の排出量が小さく、硫黄酸化物やばい塵などをほとんど排出しないクリーンなエネルギー源です。 都市ガスの主原料となる天然ガスは、その多くを外国から液化天然ガスとして輸入しています。 しかし、どのガス会社でも輸入されたガスから都市ガスを作り、供給までの全ての工程を行える訳ではなく、現状では大手のみがそれを担っています。 現在の日本では、諸外国のような全土に亘るパイプラインが整備されていないため、都市ガスを扱う会社それぞれが対象とする地域に自ら設備投資をして導管網を配備し、ガスの供給を行っています。

ガス自由化へ向けて

ガス市場で適切な競争を促すことを目的としたガス自由化の導入により、導管を保有したり運用する事業者は託送供給の義務が課されることとなりました。 大手都市ガス会社に加えて、国産の天然ガスを製造する事業者や電気事業者などが保有する導管も託送に利用できるようにすることが義務付けられます。 自由化によって新たに参入する事業者は自ら多額の費用をかけて導管の配備をしなくても、託送供給契約を結んで託送供給料金を払うことで既存の設備を利用できるようになります。 既存の大手ガス会社が地域を限定せず、他のガス会社の導管を使って供給することも可能となります。 この点、託送供給料金の公平性や導管の利用に関して公正さと収支の透明性を高めるため、一般ガス事業者やガス導管事業者に託送供給の会計を整備して公表することが義務化されました。 このような透明性を確保のもとで、ガス自由化による競争促進が見込まれています。